今回は 「みかん栽培の裏側」をお話します!

果物の鳥獣被害
野生鳥獣による農作物被害額は、164億円(令和5年度)。農家さんの営農意欲の減退や耕作放棄・離農の増加等、数字に現れる以上に深刻な影響を及ぼしています。
こんにちは!青果事業部の髙木です。
昨年は1年を通して果物が少なく、毎年たくさんの量が出るみかんやりんごまでもが激減するという入社14年目で初めての経験をした年でした。
収穫量が大きく変わる「裏年」
特に柑橘には「裏年表年」という果実のなり具合を表す言葉があり、たくさん実がなった翌年はお休みモード(?!)で実のなりが少なくなります。
それでも工夫と努力で毎年安定した量を確保されている農家さん達もいらっしゃいますが、それがまた大変でなかなか難しい。
今年はその「裏年」と言われる年で、覚悟しシーズンに突入したつもりでしたが、いざ収穫がスタートすると予想を大幅に上回る収穫量減少で、お客様へ多大なご迷惑をおかけ致しました。
鳥獣被害多発!農家さんを悩ませるのは…
恐ろしいことに、この状況はまだまだ続きます。おおしま屋一番人気“おでこちゃん”も、裏年なんです(T_T) しかも数量が少ないなか、こんなにたくさんの鳥獣被害が!!
温暖化や異常気象により、木の実なども少なく、鳥獣たちが山から空から一斉に押し寄せてきている状態です。「生きていく為に少しばかりなら」と寛大な心で見守っていた農家さんもここまでの量を食べられてしまうと……ショックでショックでと……。
1年かけて大事に育てたものが数日、数時間でいつの間にかなくなってしまう。悲しみ怒りは当然!ですがその気持ちに行き場はない状況…。
それなら来年こそは良くなりますようにと強く願いますが、この状況が変化するとは思えないほど、ここ数年は異常気象と温暖化が続いています。
今後どのように変わっていくのか分からない環境下で、鳥獣対策や園地の管理に奮闘する農家さんたちの支えになれるよう、おおしま屋も柔軟に変化し適応していかなければと強く感じます!
私自身も現状維持ではなく、何かしら変われる1年にしていきます♪
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