初めての農家さんに辿り着くには

秋田県りんご農家の藤原さん親子です


今、大嶌屋には400軒に近い契約農家さんがおられます。
その1軒1軒に辿り着くまでドラマになりそうな流れがあります。
それを思い出しながら「これはブログでシリーズ化ができるかも!」とニヤついています。
これまでも紹介してきましたが、今日は秋田りんごの農家さんです。

それは誰から耳に入ったか忘れましたが、私はネットで「秋田のりんごは量は少ないけどすごく美味しいらしいよ」という話を聞いたのです。
ネットで「秋田 りんご 取り寄せ」など手当たり次第に検索し農家さんを探しました。
そして1軒2軒と電話でアポを取り付け始めたのです。

電話口でとても怪しげに思われている空気がムンムンのなか、2軒の農家さんが「とりあえず家にくるなら」と会ってくださることになりました。
常務(嫁)も行くことになり、産まれたばかりの子も一緒に同行しました。

2軒の農家さんとも顔を合わせることなく、目を背けたままでボソボソと鈍い返事ばかりでした。
しかし、その二人の農家さんがスタートとなり今では20軒余りの農家さんをまとめて「大嶌屋 秋田りんご生産者の会」まで発足していただきました。
実はその後日談ですが、一人の農家さんは「乳飲み子を連れて交渉に来たことが一番不信に思った。」と言われました。

今になれば笑い話ですが、そのときはお互い必死です。
方言同士なかなか噛みあわない話、盛り上がらない話を延々と続けていました。

県外の農家さん探しは大変です。
上手くいけば万々歳ですが折り合いがつかないと無駄骨に終わります。
それでも「日本であればどこまでも!」と駆け回っています。

農家さんは私たちにとって宝物です。
でも農家さんにも大嶌屋を宝物だと言ってもらえるよう、これからもお付き合いを大切に守り続けます。

「大嶌屋 秋田りんご生産者の会」の方々です

毎年美味しいりんごを作ってくださる農家さんに感謝です

本日もお読みいただいてありがとうございました。

感謝