元ジャパネットたかた 高田明社長の自伝「伝えることから始めよう」に打ちのめされて

元ジャパネットたかた社長、高田明氏の著書「伝えることから始めよう」を読む機会がありました。

昨年、朝日新聞主催の高田氏の講演会を聴きに行き、その飾らない人柄と、たんたんと話される様子から、この方のどこに1700億もの売上を上げるパワーが隠されているのだろうと感じたことを覚えています。

この本を読んで、とてつもない高田氏の凄さがよ〜〜く解りました。
そして、自分の不甲斐なさも気付かせてもらいました。

スケールはまったく違うのですが、同じ通販を同じ時代に経験したからか、追いかけていたものが似ているところが、たくさんありました。

違うのはスケールだけではなく、目の前にある課題に執念のように向き合い成し遂げる力、常識を打ち砕き、前に進むエネルギーは読んでいて圧倒されっぱなしでした。

広告代理店を自社でやりたい。CM撮影用の社内スタジオを作る。
社内にデザイン・制作部を作る。などなど私はすべて中途半端でいつの間にか立ち消えになったり、極め切れずにいるところを、すべて完璧に作り上げられています。

そしてもう一つ大きな違い、それは“お客様を想う心”でした。
プラスアルファでお買い上げいただく点をとってもそれが分かります。

私達のプラスアルファは、せっかく注文いただけるなら2つ、3つとオススメをします。テレビを観ていて、ジャパネットさんも、テレビであればテレビ台も、カメラであれば複写機、三脚なども紹介されており、それは私から見て、深い意味ではないプラスアルファと感じていました。

でもそうではなかったのです。
お客様が手に取って使うとき、

「これがあったら便利だろうな」
「こんなのが一緒に届くと喜んでもらえるだろうな」からの発想だったのです。

自分のやってきた、今あるものをただオススメするという、片寄った販売が恥ずかしくなってしまいました。

他にも山のような気付きをいただきました。これから何回も何回も読み深め、はるか後ろから高田元社長の背中を追い続けます。

伝える大切さ、言葉の力も商売には大切なことであるのも、理解できつつあります。後は実行のみです。

「スイッチオン!!」

今の社内の合い言葉通り、生まれ変わりのための時です。

 

 本日もお読みいただいてありがとうございました。

感謝