【産地・大津】

熊本県大津町は阿蘇の麓にあり、自然に囲まれた広大な農業地帯です。
阿蘇の火山灰からなる土壌は、多くの酸素を含みさつまいもの栽培に適しています。 さつまいもの名産地として知られ、大津のさつまいも収穫量は熊本県内で一番です。

しっとりあま〜い紅はるか。
ホクホク甘い高系14号。
焼いて食べると糖度が40度を越える安納芋。
人気急上昇中の新種シルクスイート

この3種類の中から農家さんが厳選して2種のさつまいもをお届けします。

まるでスイーツのような大津産のさつまいもをご堪能ください。

【さつまいもの品種】

「薩摩芋（さつまいも）」という名前が一般的ですが、別名「甘藷（かんしょ）」といい、九州では「唐芋（からいも）」と呼ばれ昔から親しまれています。

○紅はるか… 2010年に九州沖縄農業研究センターで生まれた新品種で、生産量はまだ少ない珍しい品種です。
果肉の色は黄色白で、加熱するとしっとりした食感になります。蒸し芋・焼き芋にした時の糖度が高く、非常に甘いですが、すっきりとした甘味がある、上品なさつまいもです。

○安納芋… 水分が多く粘質性で、加熱するとクリームのようなねっとりとした食感になります。
生でも糖度が16度前後あり、非常に糖度が高く、じっくり加熱すると糖度が40度前後になるスイーツに近いさつまいもです。
糖度は高いですがカロリーは低く、女性に人気の品種です。

○高系14号… 西日本を代表する品種で、果皮の色は赤く厚みがあり、生の果肉はクリーム色をしていますが、加熱すると果肉が黄色くなります。
さつまいもらしいホクホクとした食感と甘さが人気です。長期保存が可能で、寝かせると糖度が高くなり長い間楽しんでいただけます。
天ぷらなどお料理に使っても美味しい品種です。

○シルクスイート… ｢春こがね｣に｢紅まさり｣を交配させ2012年にデビューした新しい品種ですが、甘さと食感の良さが話題になり、いま人気急上昇の品種です。 滑らかでしっとりとした食感と強い甘みを持ちますが、後口はあっさりして食べやすい甘さです。
貯蔵性にも優れ、寝かせるとねっとりとした食感が強くなります。

【さつまいもの保存】

さつまいもはしばらく貯蔵することで、デンプンが糖質へと変化し、糖度が高くなり甘くなります。
上手に保存して、いつでも美味しいさつまいもをどうぞ！
温かい地域で育つさつまいも。
寒い所は苦手なので、冷蔵庫で保存しないでください。味や風味が落ち傷みやすくなります。

しかし、光の当たる温かい場所（20度以上）だと、発芽が始まります。
適温は10度〜15度で、冬場だと室内の寒いところは向きませんので、注意してください。
水気を嫌うので、ビニール袋はNGです。洗ったり濡れたりした場合は、表面をよく乾燥させてから保存してください。

さつまいもを一個ずつ新聞紙に包み、ダンボールなどに入れ「常温・暗所・風通しの良い場所」で保存しましょう。
生のさつまいもは冷凍保存できません。
冷凍する場合は、しっかり加熱した状態で密閉容器や保存袋などへ。