書き込みの怖さ

今から15年も前のことです。
各家庭の約半分にはファックスというものが電話と一緒に設置されていました。
家庭用は今では不要なものになりつつありますが、そのころファックスに広告を流したら売れるかもしれないと恐る恐る流してみることにしたのです。
結果はものすごい反響で、それまで見たことのないような広告効果の数字をたたき出しました。

調子に乗って全国に1日何十万件も送信を続けていました。
インターネットの掲示板を知ったのはそのときが初めてで、そこには辛辣な言葉が並んでいました。
「人の金を使って営業するな」「紙代インク代を返せ」「こんな会社潰してやる…」しかしこれだけ買ってくれる人がいる。
違法でもないんだからと心を鬼にして流し続けました。
最後はあまりの書き込みの酷さに諦めることになりましたが、現在は形を変えてSNSを活用しています。

個人への書き込みは命さえ奪うこともあるようです。
今朝のテレビで、自分自身で悪口を書き込みそれを消すことで、お金を儲ける人まで出てきていることが報道されていました。
徐々にこのようなつまらないことも、世の中から消えていくことでしょう。



人の役に立つものは使い方を間違えると凶器にもなります。
利用するほうも間違えないようにしたいものです
それにしても、あのときのファックスは今でも勿体なく残念でなりません。
私は使い方を間違ったとは1度も思ったことがありません。
それではまた来週金曜日に。

本日もお読みいただいてありがとうございました。

感謝