父の夢

久しぶりに父の夢を見ました。亡くなって10年経ちます。
夢の内容は別によく覚えていないくらいの他愛のないものでしたが、子供のころのことを思い出すきっかけになりました。

学校の体育館で映画鑑賞があったときのことです。
夏のとても暑いときの行事で、友達とうちわを持っていこうということになりました。
その日の夜、ランドセルの中からうちわを出しているところを父に見られてしまいました。
悪いことをしたとも思っていない私は「何かそれは!?」という父の言葉に、友達との会話から映画の話まで意気揚々と話しました。
黙って聞いてた父から雷が落ちました。
「勉強を教えてもらいに行ってる学校でうちはで涼みながら受けるとは何事だ!映画も一緒、聞くときも見るときも真剣に聞け!バカタレが!」と怒られました。



最近はあまり思い出すことのない、父からのメッセージだったかもしれません。
いつも怒らない父の雷はなによりも怖く身に染みました。
怒ってくれる人がいないのは、淋しいものです。
今夜は、父を想って手を合わせることにします。

本日もお読みいただいてありがとうございました。

感謝