市場調査でカンボジアに行きました (2)


これがトゥクトゥクで、バイクとリヤカーが合体したようなものです

先週に続いてカンボジア情報パートⅡです。
ほんの3日間滞在しただけの私がカンボジアを語るのは僭越せんえつですが、ろくな予備知識もなく突然飛び込んだ人だからこそ、見えたカンボジアを語りたいと思います。

(1)でもお話しましたが、目にしたカンボシアは想像以上に時代から置き去りにされていることにびっくりさせられました。
ただ、現地のガイドさんが教えてくれた目に見えないところにも「嘘でしょー!?」というようなことがたくさんありました。

1つは食事です。朝・昼・晩、家で準備をすることはほとんどなく、みんな外食をしていて、その場所は屋台が立ち並ぶ食堂街です。1食100円程度で食べられます。
一見安いようにも見えますが、成人男性の給料が月2万円のなかでは1人1日300円の出費はあり得ない金額です。
子供3人大人2人の食費はどうやって捻出するのか、1日1食しか食べないのか、とうとう分からずじまいでした。


実際の屋台の様子です。見たこと無い食材もいくつか並んでいました

私たちが泊まったホテルやレストランの食事は先進国と何も変わらないのですが、国内の半分以上は水道や電気も行き渡っていないと聞きました。
帰ってすぐ、千葉県の台風被害で停電・断水があり全国のニュースで何度も流れているのを見て、何日かあとには必ず復旧する日本はやっぱり幸せな国だなあと思いました。
現地の人たちは先の見えない不自由な生活を強いられていても、それが普通の生活ですから待つこともありません。
また、自由に規則もなく街中を走る乗り物による事故も相当あると思い、保障などはどうなっているのかと聞いたら当事者同志の示談・和解で解決するとのことでした。
幼い子供たちが働いているので年齢をたずねると10〜12才の子供もいました。


茶色い道路の色は泥の色で日中のほこりは半端ではありません

たくさんの乗り物が我先にと走り回る同国では1日中クラクションが鳴り響き頭の痛くなるようなやかましさですが、国民の平均年齢28歳というこの国は発展途上をまさにこれから迎えていく強さ、たくましさが感じ取れました。

本日もお読みいただいてありがとうございました。

感謝