心温まる話と怖い話

大嶌屋でお客様との接点は電話がほとんどです。

顔を見ながら満面の笑顔で対応したいところではありますが、通信販売ではそれは叶いません。
でも笑顔で身振り手振りで話す声は顔が見えなくても相手にわかるものなのです。ですから私たちは電話であっても笑顔を決して絶やしません。

九州弁の話で盛り上がったアウトバウンド所属 山元リーダー

大嶌屋名物(?)の朝礼では、3ヶ月前のリニューアルから"心温まる話"の発表をしています。
先日の朝礼で鹿児島出身のお客様と会話している際、オペレーターが"九州弁がなつかしい"と言われたそうです。

私たちは標準語で話しているつもりなのですが、イントネーションなどでやはり熊本弁だと先方に分かってしまうことがよくあります。
そのお客様とも方言の話で盛り上がり、最後には定期便まで入ってくださいました。
「お支払いは振り込みでよかですか?」の問いに「よかよー」と言ってもらえてとても嬉しかったとの発表でした。

私にはこの熊本弁で苦い思い出があります。まだ5〜6人で仕事していた頃のことです。

「長話になっているなー」と一人のオペレーターに注意を向けているとしくしく泣き出したではありませんか
通話に入り込んで見ると、酔っ払った男性が「お前の熊本弁が気にさわる。ちゃんと標準語でしゃべれ」と延々と文句を言われています。
「申し訳ございません」と何度詫びても許してくれません。

私も20〜30分は聞いていましたが途中で何かが"ブチッ"と切れてしまいました。
「代わるよ」とオペレーターに目で合図を送り、つながった電話に向かって「バカタレが何の文句あっとか!?熊本弁で何が悪かか?お前なんかに買うてもらわんでちょうどよか」
とまくし立て、電話が壊れる勢いで思い切り受話器を叩きつけました。

一瞬しーんとなりましたが、しばらくしてクスクスと誰かが笑い始め、最後は大笑いとなりました。

たくさんのお客様の中には二度と話したくないような理不尽なことを言われる方もいます。今では決してこんな終わらせ方はしてないでしょうが、少人数だった頃のちょっと切ない思い出です。

懐かしい思い出、旧社屋でのこと

本日もお読みいただいてありがとうございました。

感謝