益城町の”今”を見て回りました。

7月8日、9日、福島県のフリーアナウンサー大和田さんが来熊されました。

大和田さんは元ラジオ福島のアナウンサーです。
東日本大震災の翌日からリスナーから届く多くのメールを『 大和田ノート』と記し、ファイルしたものを5年後に本にして発刊された方です。

福島のリスナーの多くのメールをまとめた
大和田 新さん著『 大和田ノート』

熊本地震の後も来熊され、私が益城や南阿蘇にお連れしました。
現場に行って、見て、聞いて、そのありのままをラジオで聞いている人達に伝える、東日本大震災からひたすらその姿を貫いておられます。

まずは飛行場からすぐの益城町に行ってみました。
町は地震直後の様子はほとんど残っておらず、更地が目立ちました。
地震前に比べると、とても淋しい町になったように感じました。

美容室とスナックを経営されていて、被災された「ユキ」さんの定食屋にお邪魔して、話をうかがうことにしました。

定食屋さんと言っても、プレハブ一棟のお客様が6人しか入れないお店です。
会議用の長机とパイプ椅子が6脚置いてありました。

「これから生きていくためにこれが精一杯でした。2年間、地獄を見てきて、今も地獄です」と言われた言葉に涙が出てしまいました。

ユキさんは70歳です。でもパワーは誰にも負けない方でした。
色々な現状を聞かれて、大和田さんも”見た目の復興と人の心は別物だ”ということを福島県と重ねて見ておられたようです。

翌日は、『風の丘 大野勝彦美術館』に行き、大野先生から2年間のお話を聞かれました。
熊本の現状は大和田さんの口からまた、福島の皆さんに伝わることでしょう。
今も忘れずにいてくださったことに感謝です。

大野先生から「字を書いてみませんか」と誘われ、みんな好きな一文字を書き、そのまわりを先生がマッチした言葉で飾ってくださいました。
改めて大野先生の言葉を生み出す力には感動です。

“勝”の字は弊社 斉藤が書きました。

先生の言葉です「まずは自分に勝て   これが一番難しい   うそつけんぞ いつも見てるぞ   目標 決めたら まっ直ぐいけ   それが本物だ」

大嶌屋には朝礼だけでなく会社見学もよく来ていただきます。
今週は2グループの会社見学がありました。
1グループは熊本県議会経済環境常任委員会 御一行様21名、2グループ目は熊本県立八代工業高等学校の生徒さん45名です。

熊本県議会経済環境常任委員会のみなさま
とても熱心な討論が行き交いました。

私たちも大野先生のように見学していただく人達に感動を感じてもらえるような会社を目指します。
本日もお読みいただいてありがとうございました。

感謝