みかんを送っていた福島の仮設住宅が閉鎖になりました。


中央(左)小松会長と(右)大嶌法子

3月30日、東日本大地震で避難された浪江町の方々の仮設住宅が閉鎖したというお知らせが、自治会長の小松会長よりメールにて届きました。
以下、原文です。

 

今日で約7年間生活した仮設住宅が閉鎖になります。これまでたくさんの方々にお世話になりましたが、やはり一番お世話になった大嶌屋さんのおかげで仮設の住民も明るくなることができました。

本当に社長、大嶌屋の従業員、何より契約農家さんの優しさに感謝です。皆様にも改めてお礼を伝えたいです。
本当にありがとうございました。

小松より 

これまで10回近くお邪魔して、たくさんの人達と知り合い、話し合い、顔も覚えて、親しくなっていった南相馬にある仮設住宅。

途中から仮設を出て新しい場所に移り住む人達が増えていき、仮設住宅は空室がどんどん増え、最後は雑草で囲まれている状態になっていきました。

7年という震災からの年月は、皆さんに言葉では言い尽くせない試練を与えたことでしょう。
私達もほんのひとときですが、そばに寄り添う機会を得ることができたことに心から感謝しています。

目をつぶると1回目にお邪魔したとき、お祭りがあっている昼間のお顔と、夜、食事をしながら、話をされるときの表情がまったく違っており、大嶌屋の社員が涙をボロボロ流しながら聞き入っていた姿などが目に浮かびます。私たちにも、とても感慨深いものがありますが、住んでいた方達にとってはひとしおのことでしょう。
自治会長としての7年間お疲れさまでした。素晴らしいご縁をずっとつなぎ続けてくださった小松会長に心から感謝です。

そんな復興支援について、読まれた方も多いかと思いますが、3月12日熊日新聞で『ミカンの絆より深く』というタイトルで大きく取り上げていただき、ものすごい反響がありました。
人様に喜んでもらえる幸せを体感しながら最後に大きなプレゼントをいただいた気分でした。
これからも何らかの形でつながっていければと考えております。


仮設住宅の様子1


仮設住宅の様子2


3月12日発刊の熊日新聞の一面

本日もお読みいただいてありがとうございました。

感謝