自分の人生の時計に合わせて生きよう

梅雨が明け、連日うだるような暑さです。
本日7月21日、車の温度表示が36度を示しています。
いよいよ夏本番、35度を超える猛暑日を今年もまた更新するのでしょうか。

今日は、宮崎中央新聞の記事の中から、「自分の人生の時計に合わせて生きよう」という内容を取り上げて見ました。教育学者であり、人生のカウンセラーの“キム泰勲テーフン”氏の記事です。

10年ほど前、カナダで移動している際、20歳のスイス人と出会い、話をしたときのことです。
青年は、高校から大学に入るか、就職するか迷ったため、3年間旅をして決めることにして、今がその3年目と言いました。

結論は大学に入って、3年間旅したことを、大学で活かすという選択でした。スイスでは、高校からストレートに大学に進学する人は珍しいとのこと。これが筆者いわく「人生の時計」に合わせた生き方だそうです。

私は今から15年前、近所に住む、熊本市内の高校に通うA君が、3年生に進級する際、校長先生に直訴し、一年間で日本一周をしたいので、休学願いを申し出た話を思い出しました。

その話を聞いたとき「なんと、常識はずれな怖いことを考える子だろう。自分の子供は絶対にさせない」と、思いました。
結局、A君は本当にアルバイトや野宿をしながら、1年後に熊本に帰ってきたと聞きました。

長い人生の中で、大人や世間が設定した常識時計にとらわれて、自分のやりたいことも避け、レールの上を歩くことは、そんなに大切なことでしょうか
A君は今、某企業のトップセールスマンとして活躍しているそうです。

今、A君に会えるならば、1年間どんな出会いや経験をすることができたのか、是非とも聞きたい気持ちです。

人生80年の中のたった1年、レールからはずれたことで得た体験は一生の宝物になったのではないかと思います。

A君の決心を認めてくれた校長先生、そしてご両親に心から敬服です。
そしてなによりも、その決断を実行に移したA君の行動力には頭が下がります。

大人の引いた常識のレールをがむしゃらに走るのではなく一定の時間と自分が決めたレールに移って、ゆっくり走ってみるのも素敵なことではないでしょうか。

 

宮崎中央新聞は、全国で開催される様々な講演会を記者の方が聴いてまとめられた新聞です。
『みやざき中央新聞』HPはこちらより
週1回発行ですが、月額1,000円は、超お買い得で、オススメです。


子供達は、おじいちゃんにとってもらったカブトムシとクワガタに夢中です。
私には、カナブンやゴキブリと大して変わらないこの昆虫、なぜここまで愛するのか、分かりません。


孫とカブトムシです。

 本日もお読みいただいてありがとうございました。

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