懐かしくちょっと恥ずかしい田舎弁

懐かしくちょっと恥ずかしい田舎弁


母と嫁と孫です。新聞紙の兜は母が折ってくれました。

 86歳の母が同居を始めました。
 私と母の会話を聞いている嫁が何度も何度も
 「話が見えない」と解らない言葉をたずねます。
 あんまり度重なる為、ちょっとメモ取っといてみてとノートに残す事にしました。
 私は全て理解出来すらすら話せるのですが、嫁に言わせると外国語並に難しいそうです。
 皆さんいくつ理解出来ますでしょうか?
 笑って下さい。

田舎の熊本弁です


・さるまた(下着のパンツ)
・ちぇのじ(一緒についていく)
・足のつと(ふくらはぎ)
・とーんと(全然)
・じっぴゃ(立派)
・べべんこ(牛の赤ちゃん)
・ねんごろ(仲良し)
・むねこん(納得出来ない)
・ほうらつ(山のように、たくさん)
・ぼんのくど(首の後ろ)
・そーよ(全部)
・ずーへんきゃー(おおざっぱ)
・ねろどる(にらんでる)
・ひっとずる(出てしまう)
・こぶる(なめる)

 いかがでしたか?
 私も嫁も至れり尽くせりで手厚く世話をしています。
 実家は建て替えが必要で母の居る場所はないのです。
 食べたい物もなるべく合わせています。
 それでも母はため息ばかりつくのです。
 生まれてから今迄、七滝という小さな村を出て暮らした事のない母にとって
 安らぐ場所は「安全」ではなく
 「住み馴れたあの山の空気」と「回りに住む人達との交流」なのでしょう。

 たった2週間目位から、帰りたい帰りたいと言い出しました。


矢形川にかかる虹の大橋から見た風景

 何とか七滝で暮らす方法を捜しています。
 とても楽しい母との生活はもうすぐ終ろうとしています。
 「この家があったから良かった」と言う言葉を聞く事は出来ませんでしたので、私の親孝行は自己満足に終ったようです。
 でもこの語録を嫁は大切に取っておくと言ってくれています。

 今日も読んで頂いてありがとうございました。

感謝