ジャパネットたかた 元社長 高田明氏の講演を聞いて

ジャパネットたかた 元社長
高田明氏の講演を聞いて


 毎日新聞主催の熊本フォーラムでジャパネットたかた前社長による「90秒にかける人生、夢待ち続け、日々精進」の内容で講演がありました。私も含め7名で参加し、いつものごとく“人の話を聞くときは一番前でメモを取る”を守る為、40分前位には会場に入り最前席をキープしワクワクしながら開演を待ちました。
 実は日常的に聞こえてくるあのハイテンションで売らんかな丸出しの甲高い声はあまり好きではありませんでした。ところが始まって物の5分も経たない内にすっかり高田氏の虜になっている自分がいました。声のトーンはCMと違って心地良い感じで、笑いを交えた流暢な話し方は人を釘付けにする力がありました。


 経営のコツとして「目の前の課題をその都度全力で解決して来た。過去に捕らわれず、未来を悩まず、今しかない気持ちで解決する事が大切」と話されました。きっと、失敗する商品も数えきれない程あっただろうと自分と重なりました。
 もう一年程前から自社にスタジオを作り、そこから食べ物の紹介をするという方法を目論んでいました。CMの制作にお金が掛り過ぎる為です。高田氏の話を聞き、もうこれしかないと思い至り、背中を押してもらいました。
 もう一つ、相手に伝えたい想いはその人の目線まで落とし、誠心誠意、目で、指で、体で熱く必死に伝えなければならないという言葉も納得でした。早速大嶌屋でも広告やDM、オペレーターのトーク等に利用させてもらいます。
 講演終了後30分の質問コーナーがありました。10人程の質問中、本部長室長と大嶌屋が二人も手を上げ、当てて頂きました。最後にもう一人だけと言われて当てられたその一人も又々大嶌屋の蓑田さん(社員)で、会場は凄いどよめきが起きました。高田さんにお世辞でも「凄い良い仕事してますねぇ。でこぽんはウチでも売りましょうか」と言って頂きとても嬉しく思いました。
 実はこの会場に再春館製薬の元社長がみえており、質問コーナーで手を挙げられて気付いたのですが、その後心臓はバクバクした。ずーーっといつかは会いたいと思っていたので、終了後まっしぐらに走って行きました。20年以上ぶりの西川通子会長でしたが、すぐ分かってもらい「お互い年とったねぇ」の後「いい仕事して、頑張っとるね」と言って下さり涙が出ました。
 購読を休んでいたにも関わらず、為になるだろうからと入場券を用意して下さった毎日新聞の大久保支局長ありがとうございました。帰って早速再購読の申込を済ませました。

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