不適な自分からの卒業


不適な自分からの卒業


ここ一年程、私は人からの教えにすがっているなぁと感じる事がよくあります。会社が順調に大きくなって行き、従業員も100人を超えてしまいました。こんなにたくさんの人達を引っ張って行く器が自分に備わっているのか、全く自信が持てなく不安になる時が多いのです。
朝6時からのモーニングセミナーに参加する様になったのも、
宮崎中央新聞を隅々まで読むのも、
最近読む本の内容が小説から教えの本に変わりつつあるのも、
根っ子にその自信のなさがあります。
ほんの少し前迄「私には尊敬する人もいないし、座右の銘もありません。」と豪語していた自分がいました。思い上がりも甚だしく恥ずかしくなりますが、本当にそうだったのです。きっと自分を信じて突っ走る時期を越えてしまったのかもしれません。でもこの事に気付いて回りを見ていると、色々な気付きや教えがある事が解って来ました
2月21日㈯、熊本県主催の「働く女性の為のキャリアアップセミナー」なるものを頼まれ、約2時間話をさせてもらいました。


パネル作りやレジメを考えながら、本当に無鉄砲な仕事をしてきたなぁと振り返るきっかけにもなりました。講演の帰り道、信愛女学院の裏門を通った時、ふっと目に止まった言葉がありました。
「長所は鼻にかければ短所となり、
 短所は自覚すれば長所となる。」

という内容です。
唸らされました。そしてもう一つ、
「かけた情けは水に流せ。受けた恩は石に刻め。」
という言葉です。
自分我(じぶんが)、自分我(じぶんが)の我(が)を捨てれば救われるというような意味ではないかと捉えました。まだ座右の銘は見つかっていませんが、この歳になって探すのもありかなと思っています。
とりあえずセミナーは無事終了し、身に余る「感動しました」の声もアンケートで頂きました。ホッと一息です。

感謝