信じた道をまっすぐ歩く

信じた道をまっすぐ歩く



パイナップル農家さんを捜しに再び沖縄を訪問しました。お客様に勧めた所、大好評で全く量が足りなかったのです。今回、西表島の川満さんと夜一緒に、食事をする機会がありました。
「何故フルーツの販売をしようと思ったの?」
と聞かれ、
「果物は大小様々、少々キズがあったりするのは当たり前なのに、規格から外れたものはジュース等の加工用として捨値で買い取られる現実に何で?と思ったのがきっかけだった」
とお話をしました。お客様に味は全く変わらない事を理解してもらえさえすれば、普通に食べて頂ける。果物として変わらない価格で販売出来るはずという思いからのスタートだったからです。もちろん、みかんが広告で売れるという事は絶対条件としてありました。でも、農家さんの収入を増やしたいという強い思いは、今も全く変わっていません。
その話をしている時、川満さんが涙を流しておられるのです。私の手を両手で握りしめて、「こんな人が居てくれて嬉しい」と更に泣かれました。どこの農家さんも同じでしょうが、大変な苦労を重ねてこられたんだと私も鼻の奥がつんとなってしまいました。
私の一日の仕事はお客様のお声を読む事から始まります。ほとんどが農家さんに対する感謝の言葉で埋め尽くされています。私達がこつこつ積み重ねている事は大変な事も多いけれど、喜んで下さる人達が居る限り信じてまっすぐ歩いて行こうと気持ちを新たにしました。
パイナップル畑で完熟したパインを丸かじりした美味しさは格別なものでした。もしかしたら私の中の果物の中でNo.1に位置付いたかもしれません。
←上は観賞用パイナップル、1ヶ月はもつそうです。下はスナックパインです。当社の玄関に飾ってありますが、入口のドアを開けると甘〜い香りが漂っています。