10月12日(土)火の君文化センターにて一ノ瀬たけしさんのトーク＆コンサートを行いました。600席のコンサートホールをどれだけ埋める事が出来るか、一週間前位になってとても不安になりました。
２時半開始に向けて私も１時過ぎに会場入りをしました。まだ１時間以上もある中すでにホールの外では開場を待つ人達が何十人もおられました。少しホッとして開演を待つ中、続々とお客様が入って来られます。多くの方々の協力を得て、最終430名の方に来場して頂く事が出来ました。私も会場で再度聞かせて頂きましたが、皆さん真剣に、時々涙を拭きながら聞き入っておられます。感動のうちにコンサートが終了し、入場の際お願いしていました“一ノ瀬さんご家族へのメッセージ”を驚く程たくさんの方が書いて下さいました。
その中から３名様の分を紹介させて頂きます。
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自分は30歳の時に腎不全になり、透析を始め10年ちょっと経ちました。働けていた頃は働けるありがたみなんか気付くわけもなく、今、透析しながら働き、やっと働けるすばらしさを知りました。母は55歳で、自分が15の時に亡くなりました。生きてる時に「ありがとう」をいっぱい伝えたかった。今、自分に出来るのは、親より長生きして、今生きている父をかなしませない事です。失わないと気付かないのはおそいんですが、一ノ瀬たけしさんのように「ありがとう」を父に伝えます。今日は「ありがとう」ございます。
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本日は本当にすてきなトーク＆コンサートをありがとうございました。力強くて心にひびく歌声でした。私は今のところ健康で、何気なく毎日を過ごしていますが、一ノ瀬さんは私なんかよりもずっと生き生きとして好きな事を思い切ってやっていて心が豊で…、今日は元気をたくさんいただきました。「人とちがってもいい、誰にどう思われようがいい」私もこのことをこれからは大事にしていきたいと思いました。家族のキズナすてきですね!!今日は本当にありがとうございました。
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私の長男は、発達障害（高機能自閉症）と診断されています。小さい頃からやんちゃで昔で言う悪ごろ坊主です。1年前よりADHDに効く（脳に作用する）薬を飲み始めました。私も息子も薬を飲むことに不安や抵抗があり、そんな中で続けていました。1ヶ月程前に「あなたのままでいい」という言葉を目にしたことをきっかけに、薬を飲むことをやめました。学校の先生は、トラブルを起こすといけない。何か起きてからでは…とのことで薬の服用をすすめられます。今日、一ノ瀬さんの歌を聴き、お父さんやお母さんのお話を聴き「動物じゃないんだ」そのままでいいんだと心から思えました。ずっと不安な気持ちでしたが、救われた気持ちです。ありがとうございました。
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収益金は全て一ノ瀬さんにお渡しし、ご家族にも大変喜んで頂く事が出来ました。でも本当に嬉しかったのは会場を出られる方全てが、本当にこのコンサートに来た事を喜ばれていた事です。
見ず知らずの方が「こんないい機会を作ってもらってありがとうございました」と手を握って下さいました。「これからは私達もたけし君を応援しますよ」と言われた方もたくさんおられました。
一ノ瀬さんご家族の事をこれからも細く永く応援し続けて行こうと、改めて心に誓った一日でした。
